東京都昭島市に「昭和公園」という名前の公園がある。近くに国営の昭和記念公園が有るので紛らわしいが、こちらの昭和公園の方が古株の公園だ。公園内には都立のスポーツ会館やテニスコート、陸上競技場、野球場などの設備も備わり、子供用のミニ動物園と児童公園も有り蒸気機関車も置かれている。地域のスポーツと憩いの場といったところだろう。
もともと昭島市とは昭和町と拝島町が合併して出来た町で、昭和公園の名前も昭和町に由来する。毎年、夏には「くじら祭り」が開催され、パレードが市役所からこの昭和公園まで繰り出される。市民の祭りとしてはかなりスケールの大きな祭りで、メイン会場が昭和公園の陸上競技場で行われ、商工会の主催で地元の商店などの出店が軒を連ねる。
何故くじら祭りかと言えば、昭島市を流れる多摩川の河川敷で古代のくじらの化石が見付かったそうで、これを記念するものらしい。市内では「昭島くじら」というマスコットのキャラクターをよく見掛ける。マンホールの蓋などにもくじらが描かれているところを見ると、市の誇りなのかも知れない。昭島市は都内で唯一、地下水を飲用水に利用している市でもあって、これも昭島市民の自慢になっている。夏は冷たく冬は暖かい地下水は、確かに東京都の水道水としては贅沢なものだ。
