ここのところ仕事が混み合っていて思うようにホームページの更新が進まないのだが・・。
つい先日、子供にせがまれてベイブレードという玩具を買った。今風のベーゴマである。古い人間から言わせてもらえば、お手軽に楽しめる分、飽きるのも早いだろうな・・と思う。
子供時代、ベーゴマというのは大げさに言えば「修業」であり「訓練」であった。中心に鉄の芯が通った木のコマでさえ上手く回せるようになるのには、それなりの時間と努力を要した。ベーゴマには紐を巻き付ける芯がない。だから紐に2ヶ所の結び目を作って、これに引っ掛けるようにして紐を巻く。結び目の間隔や巻き付ける強さ、回し方など、すべてが自分の努力と経験によって体得されていくわけだから、一度はまり込むと容易には抜け出せない。負ける悔しさと同時に、少しづつ上手くなっていく自分が嬉しいのだ。そして毎日の訓練で相当な技術が身に付くと「簡単には負けないぞ」という気持ちが育ってくる。これが「自信」だ。
今は誘惑が多い時代だ。努力などしなくともお金さえ出せば、簡単に楽しめる面白いものが溢れている。こういう環境で育ってしまうと、何か難しいものに突き当たるとすぐに諦めて別のものを探すようになってしまうのも、仕方ないことだと思う。子供時代から職人修業の下地が作られていた頃と違って、今の時代に新たに職人を育てようと思ったら、子供の頃から自分で育てていく必要が有るのだろう。