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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報など

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ブリリアントカットの体積

ファイル 17-1.jpg

ジュエリー制作ノートにブリリアントカットの各ファセットの名称と比率を掲載したが(上図)、そうなると今度は体積の計算がしてみたくなった。きっかけは単純なことだ。匠工房では仕事の区切りが中途半端な時間になったり、主に私の気が乗らなかったりすると、ときどき仕事を早じまいにして社内で酒を飲む。別に飲んだくれるわけでなく、飲みながらのミーティングだと思えば良い。

数日前のそんな席で、円錐の体積の計算が話題になった。その話はすぐに終わったのだが、私の頭の中には円錐がずっと残っていて、それはやがてダイアモンドのブリリアントカットに形状を変えていった。ファセット面をならしてしまえば、ブリリアントカットは2つの円錐を合わせて片方の円錐を途中から真横にカットした形だ(と言えなくもない)。それならばブリリアントカットのおおよその体積は、直径から求められるはずだ。体積に比重を掛ければ目方が出てくる。簡単な公式になれば覚えておいて、ダイアのサイズからctが計算で求められる。これは便利だ。

数学者ではないので、複雑なカット面(ファセット)は無視して計算してみた。驚いたことに最初は難解に見えていた数式が、計算するごとにどんどん簡単なものに姿を変えていく。これ以上単純化出来ないところまで持っていってから、それに比重を掛けて0.2で割り、ctが求められる式に仕上げていく。最終的には実測値と照らし合わせて調整する必要が有ったが、ファセットを無視したのだから当然だろう。完成した式は下の通りだ。

     直径(mm)の3乗×0.0037=ct

直径(mm)に既存の数値を当てはめて計算してみれば、おおよそのところで近似値が求められることが分かるだろう。この計算式もジュエリー制作ノートの「ラウンドメレーのサイズ表」の下欄に記載しておいた。覚えておくと、どこかでちょっと役に立つかも知れない。

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