来年度の国際宝飾展の招待券が届いた。第一回国際時計展も併せて開催されるようだ。
毎回「過去最多の出展」を謳っているように思えるが、実際のところはどうだろう。出展料を低く設定して参加しやすくなるのは良いが、その分ブース面積も狭くなり、まさに犇(ひし)めいている印象が強い。
興味の有る方は覗いてみるのも良いが(招待券が必要)、疲れることは必至だ。
全く関係の無い話題だが、先日の夕刻、一人の訪問者が有った。一見して曲者っぽい風体の初老の男性。やはり同業者で同じ武蔵村山市内で制作業を営んでいるということだ。目付きが違うからだろうか、同業者は一見してそれと分かることが多い。話を聞いてみると「当たって砕けろ」という気持ちで、仕事を回してもらえないか訊ねに来たということだった。
今はそのようなやり方で簡単に(本人は簡単とは思わないだろうが)仕事を獲得することは難しい。なぜなら制作を依頼してくる方も楽ではないからだ。一品一品に勝負を掛けていると言って良いだろう。その大事な仕事を人任せにすることは出来ないし、仕事の絶対量も減っているのだ。どうやれば売れる良い感じの商品に仕上がるか考えながら、なおかつ加工賃が高くなり過ぎないように工夫しなければならない。売れなければ、次の注文は入らない。
しかし長年苦労して腕を磨いてきた職人が、60歳も超えようという年齢になって満足な収入が得られずに困っている。本当ならば次世代の技術者を育てなければならない、大事な人達なのだ。
