春らしくなってきたと思ったのも束の間、また厳しい寒さが戻ってきたようだ。あまりジュエリー制作という本業から逸脱しないようにと考えていると、ブログの更新も滞りがちになる。
工房がある地下に降りる階段が暗いなと思ったら、階段の上に設置している蛍光灯が点いていない。蛍光管や点灯管を取り換えてもつかないので、天井から取り外して修理することにした。人任せだった以前と違って何でも自分でやるようになったためだろうか、高所恐怖もほとんど感じなくなったようだ。
蛍光灯のソケットは必ず壊れるように出来ているというのを、ご存知だろうか。蛍光管の端子を差し込むソケット内部は、ハンダ付けで電線が固定されている。このハンダ付けが、知っている限りでは全ていい加減にべたっとハンダを流して固めただけなのだ。電極になる金属板には線を通すための穴が空けられている。この穴に線を通して巻き付けてからハンダ付けすれば、まず剥がれることは無い。穴に通さずにハンダで固めているから、経年によるハンダの劣化で剥がれてしまうのだ。修理はハンダの付け直し。ものの数分だ。
家電品では掃除機も良い例だ。掃除機は経年使用によって必ず壊れる。壊れるという言い方は正しくない。動かなくなるのだ。
掃除機のモーターは普通のモーターと同じ構造で、電極にカーボンブラシを使っている。ジュエリー制作に使うハンドモーターと同じ仕組みなので、我々には解りやすい構造だ。カーボンブラシは使用することによって、少しづつすり減っていく。減って短くなり過ぎると端子まで届かなくなり、電極としての役を為さなくなる。だからハンドモーターなどには、カーボンブラシが別売りで用意されているのだ。
しかし掃除機のカーボンブラシは分解しなければ取り外せない上に、交換用の別売り品が用意されていない。メーカーに問い合わせても「モーターと一体でなければ」売れないそうだ。
掃除機が壊れたからといって自分で分解する人も少ないだろうし、これで消費経済が成り立っているならそれはそれで・・とも思うが、如何なものだろうか。