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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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秋の虫・雑文

今年は夏を感じないまま秋になってしまったようだ。まだ8月だというのに・・これからまた猛暑になったりするのであろうか。

昨日、仕事を終え帰宅して寛いでいた時のこと、無意識に聞いていたものは気付くと秋の虫の声だった。数日前までは夏の終わりを思わせる蝉の声。そしてもう秋の虫。
今年の夏はこれで終りかと思うと寂しいような気持ちになるのは何故だろう。

武蔵村山市に引っ越してきたのは・・もう10年前になるのだろうか、早いものだ。引っ越してきて初めての秋、虫の声の余りの多さに驚いた。様々な種類の虫が、そこかしこで一斉に鳴き競っている。自然が多い武蔵村山市を実感したものだ。
当時は休日もほとんど取らずに夜遅くまで仕事をしていたから、たまに早めに帰って寛ぐ時間の虫の声は良い慰めになった。秋は月も美しい。月を眺め虫の声を聞いて気持ちを和ませるとは、なんとも日本人らしい寛ぎ方ではないか。

そう、秋を感じるとつい後ろを振り返りたくなる。後ろを振り返り来し方を思う。それが寂しさという気持ちに似ているのかも知れない。寂しさを感じる時、人は前を見ていない。今の自分を通して後ろを見ている。歩いていて、ふと立ち止まった状態と考えても良いだろう。前進は無いが、時々は立ち止まって振り返ることも無駄ではない。

雑文だなと思いタイトルを書き直すと、別の記憶が沸き上がってくる。6月頃沖縄に旅行に行った時のこと、コテージのようなところに宿泊して目覚めた朝、感覚が何かの異常を察知して何かは分からぬまま緊急モードに突入。「何だ・・」緊張を高めて自分の感覚を探ると、やがてそれが「音」であることが判明した。コテージの中を足早に移動しつつ「音」の正体を探す。一回りして「音」が室内ではないことが確認できると、外へ。
あれには驚いた。始めてみる光景だった。広い敷地内の木という木全てに無数のセミが留まり、一斉に鳴いている。余りの数の多さに一つ一つの声は識別されず、まとまった一つの音の圧力のように体に響いてくる。

沖縄では普通のことなのか、たまたま異常発生した年なのかは定かではない。異常と認識して緊急モードに突入した自分が、やたらに可笑しかった。

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