ジュエリー業界は全てというわけではないのだろうが、少なくとも私が知っている限りではこれ以上ないほどの低迷状態にある。最悪だと思っていた状況が更に悪くなり、以前最悪だと思っていた頃がとても豊かであったと思えるような有り様だ。
匠工房の場合は有り難いことにネット経由での制作依頼が入るので、全く無くなってしまうことは無いが、従来の取引先経由の仕事は壊滅状態だ。仕事の全体量が少ないのだろうから、仕方ない。
ここは地道に自分の持っているものだけで商売になる方向を見出していかなければなるまい。ということで、近々(予定では来月から)ジュエリー関連の訪問修理を始めることにした。
写真はその準備だが、これもずっと考えていたことで持ち歩ける作業環境が欲しい。それさえ持っていけば大抵の作業が出来るというものが欲しくて考えていたが、中断中断で未だ実現していない。取り敢えずは手持ちのもので間に合わせて、少しづつ必要に合わせて改良していけば実用的なものが出来上がるかも知れない。
実用的なものが出来上がれば、うちよりも更に苦しい状況に在る個人のジュエリー職人にも一筋の光明となる可能性がある。長い年月で磨き上げてきた技術だ。食べられないからといって捨ててしまうのは惜しい。
制作が上手い職人は修理も驚くほど上手い。その技術を生かさぬ方は無いだろう。
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