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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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鈴とベル

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直径5mmの鈴が作れないかと言われて作ったことが有る。「数は出るから安く」という要望で、試しに作ってみた。およそ30分ほどで完成。ぶら下げて振ると、小さいなりにささやかではあるがチリーンと澄んだ音。

これならば問題ないだろうと加工賃(地金代別)「2,000円でいいですよ」と請けたのが大失敗だった。職人の一人に専門に作らせることに決めて、作り方を実演で教えた。「少しづつでも早く作れるようになればいいよ」とやらせてみたのだが、問題は時間ではなかった。

しばらくしてその職人が「いくつか作ってみたけど鳴らない」と言いにきた。そんなはずはないだろうと、もう一度その職人の前で作って見せると「チリーン」と鳴る。それで今度はその職人が作る所を最初から最後まで見ていたが、何処も変な所は無い。それでも振ってみるとカタカタとしか音がしない。お互いに「何で?」という体である。
結局、鳴る鈴を丁寧に解体して湯口を付けて原型とし、ゴム型を取ってキャストという方法で何とか切り抜けたが不可解な話しだ。

鈴と同様に西洋のベル・・釣り鐘型の鈴だ・・も、鳴ったり鳴らなかったりする。カタカタとぶつかる音はしても、チリーンと響かない。普通に作られているものより小型であることと、素材が金などの柔らかい金属であることは影響しているのだろうが、それなら鳴る理由が分からない。

全てが同じ結果を表すならば納得できるが、なぜ違う結果が出るのだろうか。ジュエリー制作では、時としてこのような面白い現象に出くわすことが有る。

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