「melee」メレとかメレーと言っているが、0.1ct以下の小粒ダイアの総称と思えば良い。定義としては0.25ct以下のダイアということになっているが、0.1ct以上のものをメレとは普通言わない。語源はフランス語で「ごちゃごちゃ」だそうである。
ジュエリー教室を実施しているとき、最も多く「えっ」と驚かれたのが、このメレダイアの価格であろう。ダイアモンドは高いというイメージが一般に浸透していて、ダイアと聞くだけで尻込みしてしまう人が多い。ダイアの実際の価格を知ると「えっ!」となるのだ。
ダイアモンドにはランク付けが有り、このランクを元に価格も変わる。これがまた一般的に理解されにくい部分でも有るのだが、安いダイアというものも有る。例えば0.01ct(100個で1ctという意味で1/100・・・百分の一とか100パーなどと言われる1.3mmくらいの小粒ダイア)だと、一粒200円というものも有る。かと思うと、同じ大きさで一粒1,300円というものも有る。何が違うかといえば品質なのだが、簡単に言えば綺麗なダイアは高いということだ。
「これは良いダイアモンドですよ」などというセールストークを鵜呑みにしてはいけない。自分が見て「きれい」と感じるかどうかを大事にして欲しい。知識ではなく、綺麗なものは誰が見ても美しい。
匠工房で普段使用するダイアは、中程度のクラスの中で品質の良いもの・・・1ct辺り5万円くらいのものだ。流通の元の方で購入するので、一般的には綺麗な部類のダイアになるだろう。先の0.01ctメレで言えば、一粒500円というものである。
これに穴開け・彫り留めの加工賃を加えても、1,000円程度のものだ。もちろん原価なのでジュエリー教室の中だけのサービスにしていたが、ダイアモンドを一粒入れて1,000円と言うと「本物ですか?」と疑われてしまうことも有る。しかしこれが本当の値段なのだ。
原材料の本当の価格を一般にも広く知ってもらうことは、巡り巡ってジュエリー制作業にも恩恵として働くのではないか・・最近そんなことを考えている。