拘りが有ったのか経済的な理由によるものか忘れたが、会社設立当時まっ先に鉄床を用意した。体裁の良いものが市販されているが、多くは桜材で使っているうちにひび割れるし木質が悪い。
探し回って銘木屋から床柱に使う予定で乾かしていたケヤキの心材を入手した。3mのものを60cmづつ5本に切り分けて、細いもの2本は板に引いて刻印立てや道具入れなど様々に使った。会社の看板も作ったが、設立当初の廃屋に近い建物の壁には似合ったが、今は使わずにしまい込んでいる。
60cmの丸太材3本のうち一番太い1本を自分用にして、使いやすいように加工した。鉄床の位置を中心よりずらしたのは私が木の面を多く使うためだ。ケヤキの木質はねっとりとして加工に向いている。重く安定感が在るので、多少乱暴に扱っても揺れたり跳ね返ったりしない。
心材の周囲の柔らかい部分をそぎ落としただけのごつごつした風合いは、長年使ううちに目に馴染んで愛着が湧くようになる。後に買った市販の桜材はさっぱりし過ぎて好きになれない。ぼーっと考えるともなく物思いにふけるとき、気付くとこの鉄床を見ている。苦楽を共にした相棒だ。安心するのかも知れない。
博多のたけちゃん Eメール URL 2009年12月21日(月)20時01分 編集・削除
こんばんは(^-^ )
>鉄床の位置を中心よりずらしたのは私が木の面を多く>使うためだ。
うーんと感心!いたしました。
私のは径30cm。
しかも中心に金床。
道理で金床の周りに
道具があふれるはずです・・・。
金床の周りの木部、使えますよね!
太いケヤキの丸太が欲しくなってきましたf(^_^;