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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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ジュエリー制作考

ジュエリー制作は宝飾品制作、宝飾工芸、貴金属装身具制作など様々な呼ばれ方をするが、分類するならば貴金属工芸の一分野であると言える。大分類ならば「貴」を取って金属工芸だ。

工芸とは何だろう。広辞苑によると「工」は「ものを作ること。手仕事。作業。」で「芸」は「修練によって得た技能。学問。わざ。」だ。それでいながら「工芸」は「工作に関する芸術。製造に関わる技芸。」あるいは「芸術的な工作物を作ること」と「芸術」が強調される。

ならば「芸術」はと調べれば「技芸と学術。一定の材料・技巧・様式などによる美の創作・表現。」という説明になる。「術」は「わざ。技芸。学問。」だから、これらの熟語は意味が重複する文字の組み合わせで別の雰囲気をまとわせた言葉ということだ。芸にも術にも「美」の意味合いは無い。

朝から暇人のように辞書で遊んでいるが、ご依頼の制作を始めようとしたらロウ材を切らしていたというお粗末で、宅配が届くまで仕事ができない。暇だからロウ材を切らしたことに気付かなかったわけではある。

ジュエリー制作は日本の文化だ。ジュエリー業界がどうであろうと、工芸としてのジュエリー制作の技術は伝え残したいものだ。若い人達に責任が有るわけではないが、今は職人は育ちにくい。学校教育自体が「考えさせない教育」に堕している。考えさせると称して、実は考える順番をパターン化して押し付けるだけだ。

ジュエリー制作の大部分は「考える」ことにある。地金を切ったり曲げたりくっつけたりなど、子供でも出来ることだ。高い金を払って学校などに行く必要も無い。

どうやっても良いのだ。地金と石がある。それをこの形のものにする。それを結ぶ方法を「考える」のだ。上手く考えれば簡単に作ることが出来る。簡単だから早いし綺麗にできる。ただそれだけのことだ。

上手く考えられなければ、難しい作業をすることになる。難しいから遅いし失敗もするだろうし、綺麗には出来上がらない。まさに「考える」ことこそがジュエリー制作の主柱だということだ。

ジュエリー関連の専門学校なども、そこにこそ力を入れて教えるべきなのだが残念なことだ。小手先の技法だけではジュエリーは作れない。

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