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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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金・アルミ合金

前に紫色合金に触れたが、金とアルミニウムの合金に関する記述は他の文献にも見られる。

「金とアルミニウムとの合金」

金0.1分とアルミニウムとの合金は純粋のアルミニウムのごとく伸長し得るも、その性硬し。然れども前の銀5分との合金(これの前の項の記述を指している)のごとく硬からず。
金99分とアルミニウム1分との合金は緑金色を有する硬質のものにして伸長の性を有す。
金99分とアルミニウム10分との合金は白色結晶性のものにして、その質脆弱なり。
金99分とアルミニウム5分との合金は、ほとんどガラスのごとき脆弱性なり。
銅90分乃至100分、アルミニウム5乃至7.5分ならびに金2.5との合金は、ほとんど真贋を識別しがたき金色を呈するものにして金の代用として装飾等に用う。

・・・金をアルミニウムに少量加えると硬質のアルミニウムになるが、金にアルミニウムを加えると比率によって脆くなりやすいということだ。しかし先の紫色合金の例を見ても、金に加えることで変わった色合いを出す効果がアルミに有ると考えて良いだろう。

最後に書かれた銅を主原料とする代用金だが、比率に計算し直すと銅91%、アルミニウム6.5%、金2.5%くらいだろう。

ジュエリー制作のご依頼では、一般には「総額いくら」という感覚が根付いているので「高い」と思われがちだが、制作工賃というのは非常に良心的な値段であることがほとんどだ。むしろ原材料費が高いから、お客様のためを考えると余り多くは戴けない。最低限これくらい・・という感覚で加工賃を出しているのが普通だ。

たとえば原材料費(地金・ダイアなど)が25万円で制作工賃が5万円だとすると、総額は30万円になる。お客様の感覚では30万円の依頼、職人の感覚では5万円の仕事だ。この感覚のギャップが大きな障害になることが多いように思う。

高額な材料を使って美しいものを作り上げるのが宝飾品制作であるが、需要がなければ仕事が発生しない。本当に良い腕を持った職人は減るばかりだ。技術を磨き伝えるという意味では、なにも高額な材料にこだわらなくて良いのではないかとも考えている。

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茂虎 2010年01月25日(月)18時17分 編集・削除

私も青色系の合金が欲しくて色々調べたのですが、
Au-Al合金の紫色はAuAl3という金属間化合物の色だそうで、ただこの金属間化合物はセラミック同様に硬くて脆いとのこと…
あえなく轟沈しました(笑)
k18の合金は色がきれいなので、宝石として使われているそうです。

気を取り直して酸化炎を当てると濃青色や菫色の皮膜が出来るという、

Fe;10 ~20Wt%,Ni;O.8~2.5Wt%,Co;O.1 ~2.0Wt%残部Au

の合金に注目しているのですが、金に鉄を合金してくれるところが見つからず…

匠工房/大谷 Eメール URL 2010年01月26日(火)06時38分 編集・削除

コメント有り難うございます。
研究熱心ですね。

>k18の合金は色がきれいなので、宝石として使われているそうです。

それは知りませんでした。勉強になりました。有り難うございます。
青色の金はもう10年以上前になると思いますが、海外ブランドが特許として制作していたと思います。それ以降余り聞かれなくなりましたので、何らかの問題が有ったのかも知れません。
金-アルミニウムの紫色合金も「貨幣に用いれば贋造を防ぐ・・」の意は、製造しにくいことを指しているのでしょうね。

金-鉄合金・・貴金属関連の地金屋では嫌がられそうです。むしろ金属材料店などの方が相談に乗ってくれるかも知れません。表面処理ならば青色メッキや真空蒸着などの方法も有るようですが、後々のことを考えると難しいのかも知れません。