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宝飾業界・模索

子供の玩具を見ていて・・このプルバックのぜんまいエンジンを考えた人は凄いなと眺めていると、そのチョロQもどきが6個入っていて「500円くらい」なのだという。1つあたり原価はいくらなのかなと・・。

作りは粗いし雑も良いところだが、子供にはそれで充分だ。楽しそうに遊んでいる。仮に「うちならもっと良い品質のものが作れる」と言ったところで、価格が5倍も10倍もしたのでは「そんなもの要らない」と言われるのが関の山だろう。今、日本の宝飾業界は正にそのような状態なのだと思う。

ジュエリー制作を職業とする曰く職人も、教室運営などで辛うじて生計を維持しているところが多いだろう。しかしジュエリー教室というのも(教え方によるだろうが)私の経験では一人で教えられるのは5人までが限界だ。維持は出来ても先は見えない。

職人が廃業したという話を聞くと、勿体なくて仕方がない。長年一筋に技術を磨いてきた人達だ。大切にされるべき人達だと思うのだ。日本という国は一体何をしているのだろう。同時に、私自身何をしているのだろうとも思う。

活路という言葉が妥当かどうか分からないが、道が見えそうで見えない状態も個人的には嫌いではない。考えを進めようとするとき、いつも横からひょっこりと現われて「無理だよ」と言いたげにする何者かがいる。それは何を知っているのだろうか。

自分からは物言わぬその何者かの反応を確認しながら、あれこれと模索してみるのも1つの方法かも知れない。

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