夕飯にとろとろのみそ汁が出てきて「なんだろう」と思っていたら「ふのり」だと言う。知っていたはずだが、フノリって食べるんだと改めて認識した次第。
もう捨ててしまったが、会社にも大量のフノリが保管してあった。フノリは七宝の釉薬に入れて使う。今は何やら七宝専用の糊が有るらしいが、昔は皆フノリを使っていた。鍋の水にフノリを入れて沸かし、溶けたら布で濾す。ふた付きのビンに入れて冷蔵庫で保管したが、腐りやすいのが難点だ。七宝をやっていた当時の先生曰く「腐っても使える」・・実際に使っていたが問題は起こらなかった。
フノリは確か昔は洗濯のりとして使っていたのではなかったか。母が洗濯に使っていたのを覚えているように思う。年賀状を作るときだったか、母が切り抜いた紙の絵をハガキにフノリで貼って、上から絵具を付けた歯ブラシと金網で色を霧状に振りかけていた。絵具が乾いた後、貼った切り絵を剥がすと影絵のような感じになる。フノリで貼った紙は、乾くと綺麗に剥がせるのだ。面白くて随分真似をした覚えがある。
フノリに「糊」のイメージが強い私は、食用のフノリもつい「糊」のように感じてしまう。そういえば子供の頃、でんぷん糊を舐めたことが有ったっけなどと思い出しながらフノリの味噌汁をすすった。