地金価格が(長い目でみると)じわじわ上がっている。それほど需要が有るとは思えないのだが、投機によるものかはたまた需要が減ったから値が上がるのか・・。
ふと水道料金の値上げを思い出す。水不足が懸念された夏、大々的に節水が呼びかけられたことがある。日本人は真面目だから、そういう呼びかけには応じようと努力するものだ。結果・・翌月の水道料金明細書に次のような一文がプリントされていた「皆さまの節水へのご協力により今夏の水不足は解消されました。しかしながら水道料金の収益が不足したことから料金改定を・・・云々」(記憶で書いているので原文に忠実ではない)節水で水は足りたが水道料金の収益が減ったので値上げするというわけだ。節水に協力した人達は踏んだり蹴ったりだ。
需要が減れば価格が下がるとは限らない一例だ。こんな説明をしなくとも例えば宝飾工具の異常な高さも同様、そんなに売れないから高いのだ。それを言えば宝飾品も同じだとも・・・言えなくもないかも知れない。1ヶ月に1,000本売れるものなら、1本1,000円の利益で充分だ。25日稼働したとして1日40本、現実的な数字ではないか。
「1日30本くらいなら出来ますよ」と言って、先輩職人に激怒されたことがある。それでも遠慮して言った数なのだが、その先輩職人には有り得ない数だったのだろう。やらなければならないのならやり方を考えれば良いことで、「できない」と言うのはプロではない・・・と私は思う。他の職人は何と言うか知らないが。
残念ながらというか幸いなことに・・か、最近はそのような數の仕事が無い。宝の持ち腐れ・・いや腐ってはいないか、など一人ごちても何も変わらず。浮草や浮世の風の・・だ。さて。

