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桜3分から8分咲き

昨夜来の強い風がやや収まり、今朝はどんよりとした曇り空ながら暖い朝になった。雨雲が迫っているので、間も無く降り出すだろう。

ここ武蔵村山市付近の桜は昨日の暖気で一気に花が開き始め、今朝歩きながら見ていた限りでは3分咲きから8分咲きといったところだろうか。木によって個体差が大きく、ほぼ満開と思える木もあればまだ蕾が多い木もある。せっかく咲いても雨では・・それも毎年のことではあるが、桜が咲くと雨が降る。雨が降ると桜の色があせる。

桜には真っ白な花のものと、淡紅色の花がある。淡紅色のものを「桜色」と言うのだろうから、そちらが本筋の色であろうか。大きな木の枝一杯に花をつける桜は、桜に馴染みのない国の人々には驚きを与えるという。日本人は見慣れているが、確かに木の枝に葉ではなく花が一杯に咲いている様というのは珍しい現象だろう。

落語に「長屋の花見」という演目が有る。もとは上方落語であったらしいが、東京風に書き直されたものだ。貧富の差が激しかった時代、長屋住まいは貧しさを象徴するものだった。その日暮らしの貧しい長屋住民達が、代用品ばかりの花見弁当をあつらえて花見に赴くという趣向だ。春の桜は、人の心を明るくしてくれるものだ。貧しくても粋を忘れない江戸っ子の心意気というものが良く表れている作品と言えるだろう。

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