ゴールデンウィークは出掛けまいと思ったものの、また「ここは穴場だろう」と性懲りもない思いに急かされて青梅鉄道公園に出掛けた。ここは古い施設だが改修・改装を重ねて運営が続けられている。
鉄道マニア向けというよりは、楽しめる公園を通して子供にも鉄道に親しんでもらおうという趣の遊園施設だ。遊園地で見かけるような子供向きの乗り物が置かれ、ミニSLなども走っている。
展示されている車両は実際に使われていたものだが、綺麗に塗り直されて清掃も行き届いている。以前は野ざらしで寂れた感じがしたが、現在では車両の上に雨よけの屋根が付けられた。無料で開園していた時期も有ったのだが、車両を保持する必要から入園料一律100円を取るようになったというのは、むしろ納得の方針と言える。
青梅鉄道公園の敷地は狭いようで広い。大きな車両がゆったりと配置されているので狭く見えるが、意外に広いのだろう。一画には東海道新幹線で使われていた「ひかり号」も展示されている。「ひかり」は運転席の中を見学することも出来て、ここだけは人の列ができていた。運転席の入り口が狭いことと、運転席内部も意外に狭いこと、そして何より当時憧れであった「夢の超特急ひかり号」の運転席に対する興味からだろう。並んでいるのは子供より、むしろ年配の人が多いようだった。
青梅鉄道公園の園内には資料館が建てられている。内部は半分が子供用のゲーム、半分が鉄道資料だ。資料館の入り口付近には焼きおにぎりや焼きそば、ホットドッグといった軽食の自動販売機も設置されている。建物内部では飲食不可だが屋外にもイスやテーブルが多く設置されているので、ここで軽く昼食をとることもできる。
資料館2階の壁には特急のヘッドマークが並べて展示されている。マニアには懐かしい代物だろう。鉄道の大きなジオラマも展示されていて、好きな列車を走らせることも出来る。資料館屋上は展望台になっている。天気の良い日は東京とは思えないすがすがしい山並みを見渡すことが出来る。
青梅鉄道公園の駐車場は狭いので、隣接する永山公園の駐車場を利用する。駐車料金は無料だ。永山公園は今一つ把握できなかったのだが、この辺り一帯を総称して永山公園と言うのだろうか。山の中という風情でハイキングコースも多く、神社も複数散見できた。永山公園グラウンドという広場の脇に大きな石碑が建っている。「忠魂碑」と書かれているそれは日清・日露戦争の慰霊碑のようだ。添え書きに「元帥海軍大将伯爵東郷平八郎書」とある。その下の記号のようなものは東郷の花押だろう。同様の慰霊碑は全国各地に点在するようだ。
観光情報を求めて当ブログに来られる方も多いようなので、それ向きに青梅鉄道公園の総評など・・。
大規模な公園ではないし鉄道マニアには物足りない展示量だろう。しかし屋外が気持ちよい季節の晴天の日に、子供と一緒に遊びに出かけるには適した公園だ。実際に蒸気機関車の運転席に乗り込んだり、ひかり号の座席に並んで腰掛けて思い出を話して聞かせるのも楽しいはずだ。弁当持参の家族連れも多く、屋外の随所に設置されているベンチやテーブル付きの席で食事をすることも出来る。子供が飽きたら屋内のゲームで遊ばせても良いし、屋上ですがすがしい気分を味わうのも良い。
車で来ても永山公園の駐車場が有るので困ることはないと思うが、青梅駅からハイキング気分で歩くのも楽しいだろう。多摩地域の比較的軽い気持ちで行ける外れの無い家族スポットとして記憶に留めておいて良いかも知れない。
