prof
  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

記事一覧

トップ > 金工独修書 > 「金工独修書」序文

「金工独修書」序文

ファイル 63-1.jpg
明治21年に出版された「金工独修(獨修)書」という技法書が有る。編者は竹内源次郎という人だ。身分は「東京府平民」となっている。明治時代の書籍であるから古文というほどではないが、古書体で活字も古く読みにくい。しかし苦労して読んでみると、今では中々知ることの出来ない技法などが説明されていて面白い。

時間が空いた時にこれを少しづつ現代語に直して、薬品や器物の名称なども該当する現代のものと置き換えて掲載してみたいと思う。著作権の問題なども有るだろうが、一般的な著作権の有効期限が著者没後50年で有ることと、これによって何らかの利益を目論むわけではないことから許されるであろうと考えている。

ファイル 63-2.jpg
最初は「凡例」・・序文だ。
==================
凡例
1 本書は誰でも一読して実際の工程を行えるように、新製法はもちろん、今でも行われたり一般に広く知られている旧製法についても詳述し、一二の書籍からも役に立つと思われるものを抜粋して参考に示した。
1 本書の中で金属と言っているのは、化学上全ての金属という意味ではなく、金・銀・銅・鉄・黄銅(真鍮)・白金(プラチナ)・ニッケル・亜鉛・錫・鉛などをまとめて言い表したものである。
1 本編(前編)はまだ器物の製造法まで至らないが、後編でその製造法を知ることで初めて「独修」の目的にかなうことになるだろう。
1 本書は多忙の中で原稿を書き、加えて私が無学で(本書を執筆する)任に相応しくないため、文章がまずく秩序立っていないのがもどかしい感が有る。読者がこのことを承知して読んでもらえると嬉しい。
==================
最後の一文は私にも当てはまることで、私は別に古書の専門家でも何でもない一介の職人だ。現代文に直した文章が変だとか、ちょっと違うんじゃないかなどのご指摘も有ろうが、内容がほぼ合っていて理解出来るなら良しということでご了承いただきたい。また、これは本当はこういうことを言っているのだ等、ご助言いただけるなら大歓迎だ。

にほんブログ村 ジュエリー

トラックバック一覧

コメント一覧