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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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「金工独修書」金メッキ

ファイル 64-1.jpg
「金工独修書」は何故かメッキの説明から始まる。この画像はメッキの項の最初「金メッキ法」の説明に添付された画像だ。明治21年というのがどういう時代であったか知らないが、電気メッキの電源に発電機が使われている。「金工独修書」では後の項で、この発電機についても説明している。

ファイル 64-2.jpg
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鍍金術(メッキ法)

第一 鍍金術のこと
鍍金(メッキ)は一つの金属を他の金属製品に薄く鍍着させて、その金属製品表面を別の金属のように見せたり、または色上げ法(主に薬品と加熱によって行う表面処理)を施せない時に用いる方法で、この方法(によって処理された製品)は一見して(処理が施されていることが)判別されにくい。

第二 電気鍍金法(電気金メッキ)
俗にガルハニ鍍金(電解メッキというような意味だろう)と称し、数の多い器物をメッキするのに少しの金属片で効率的に行えることから、最も一般的な方法である。

その方法は先ず、メッキする器物を硫酸や塩酸または梅酢などできれいに洗浄し、これをコロール化金(コロール化金の製法は純金を陶器の鍋に入れ、これに王水を注いで(王水は硝酸1:塩酸3の混合液)加熱すれば金はすぐに王水中に溶ける。それを乾燥すると褐色の粉末になる。)(コロール化金=塩化金)1をシアンカリ(青酸カリ)10:水100の水溶液で煮とかす。この液中に銅線で(メッキする器物を)下げ、発電機の亜鉛板(−)の方に接続する。またこの液中に発電機の銅板(+)の方に接続した金板または鉄板を挿入すれば(第一図参照)液中に溶解している金が徐々に析出して器物表面に鍍着する。

ただし、その器物の或る部位にメッキをしたくなければ(部分メッキの説明)その部分にフルニス(ニス。揮発性塗料)を塗布する。
このフルニスを除去するには石炭油(石油。揮発油と解釈して良い)で洗浄する。
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ここに出てくる「ガルハニ(ガルバーニ【Luigi Galvani】)」とは電気に関する発見をした人名のようである。コロール化金は現在では塩化金の名称で知られている。
この金メッキ法はシアン化カリウム(青酸カリ)を使うが、これも現在では安全な無青化(シアンを含まない)メッキ液で代用されるようになっている。

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