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第三 発電機の説明
発電機にはいくつもの種類があるが、ここではその内の幾つかの説明にとどめる。
第2図はウォルオストン(ホイートストンと思われる)氏の発電機である。図中イは銅板でロは亜鉛板、ハは銅と亜鉛を離すために設けた木片で、希硫酸を満たしたニのガラス瓶の中に入れる。
ウォルタ(ボルタ)氏の発電機は第3図に示すもので、最も手軽で便利な装置だ。
図中イは銅板、ロは亜鉛板で、ハのビンの中の希硫酸に沈める。
第4図はダニール(ダニエル)氏の発電機を切断した図で(全形は第1図)一般的に用いられているものだ。通常この発電機は2コ以上を連結して使う。
図中イは陶製の容器で、これに丹礬(胆礬たんばん=硫化銅)の溶液を満たしている。ロは底の無い銅製の円筒でイ中に沈んでいる。ハは素焼きの筒で、これに希硫酸を入れ、ニの亜鉛板を差し込む。
グローブ氏の発電機はダニエル氏が使う亜鉛板の代わりに白金(プラチナ)を使い(硫化銅溶液の代わりに)硝酸を用いる。
フンセン(ブンゼン)氏の発電機は白金の代わりに炭を用いる。
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この項は発電機の説明であるが、ここで言う発電機とは「電池」のことだと考えると良い。電圧のボルトの語源となったボルタは、ご存知の方も多いだろう。説明を読むと判るが、基本的にはどの発電機(電池)も、2種類の電極板の間に電位差を生じさせることによって電流を発生させる同じ仕組みだ。
文中にカタカナで表記されている人名などは、なるべく現在親しまれている読み方に直したが、カタカナのみで英文の記述が無いため調べるのが困難なものも多い。ウヲルヲストンがイギリスの物理学者ホイートストンであることを突き止めたのは偶然に過ぎない。

