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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報など

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「金工独修書」銀・銅メッキ

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第四 電気銀鍍法(電気銀メッキ)

コロール化銀(銀を陶器の鍋に入れ、これに硝酸を注いで温めて溶かす。さらに水を加えて薄め、食塩を投入することによって生成した白色の沈殿物を回収したもの)1をシアンカリ(青酸カリ)10:水100の水溶液で煮て溶解させた液を使って、前式(電気金メッキの項で説明した方法)に従って器物と鉄板を(液中に)吊り下げて通電すれば銀が析出して器物表面に鍍着する。

第五 電気銅鍍法(電気銅メッキ)

すべて前の方法と同様だが、メッキ液として胆礬(硫化銅)溶液を使う。
このメッキ法によって銅の層を厚く形成すれば、器物や人像または彫刻銅板などの同形の模型を無数に生産することが出来る(この精密で少しも現物と違わない造形物は顕微鏡検査も及ばないものだと言われる)。これをガルバノプラスチック(ガルバノプラスティ=電鋳=エレクトロフォーミング)と言い、一般に良く知られている。

方法
グッタベルヒヤ(グーテンベルヒ=活字印刷の発明者グーテンベルグ=ワックス様のものか)を湯で温めて軟化させ、これを原型(例えば彫刻銅板)に押し当てれば銅板の凹部は凸部として転写される。それを剥がして冷却し(転写面に)電気を導くために黒鉛の粉末を塗布して鉛板に乗せ、発電機の亜鉛板側につなぐ。それを胆礬溶液中に沈めて、発電機の銅板側に繋げた銅片を液中に入れて向かい合わせる。数日経過すれば銅は少しづつ鍍着して厚層になる。
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ここでは電気による銀メッキと銅メッキの方法が説明されている。興味深いのは銅メッキの説明が、現在で言うところのエレクトロフォーミング(電気鋳造)にまで及んでいることだ。説明文中のグッタベルヒヤは金工職人で活字を発明したとされるグーテンベルクのことと思われる。おそらくは型取りに使うワックスのようなものを、当時はこの人名で呼んでいたのだろう。

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