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第二十一 偽金メッキ法
水銀に亜鉛の溶解液と炭を混ぜて粉末にし、梅酢を塗った器物にこの粉末をこすり付ければ銀色になる。更にこれを火であぶれば金色になる。
第二十二 錫のメッキ法
錫灰(酸化錫)を苛性カリ(水酸化カリウム・磠は意味不明「磠砂」は塩化アンモニウムのことらしい)の中で煮た後、これに水を混ぜて更に錫の細屑を入れて火にかけ、沸騰したら器物を入れてしばらく後に取り出して水で洗う。
第二十三 錫メッキ法
良く磨いた器物を2枚の錫板の間に挟んで、酒石(酒石酸水素カリウム=ワインの醸造過程で生じる)を水に溶かした液中に投入して煮れば銀色になる。
第二十四 錫メッキ法
生錫(純錫)15匁と水銀7分、炭の灰1杯を良く混ぜ、これに水を注いで炭の灰を洗い流し、さらに梅酢を入れて火にかけ、液中に器物を入れる。
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今回でメッキ法の説明は終わりだ。次回は興味深い「色上げ法」の説明に入る。
現在、匠工房などで「色上げ」というと、主にホーニング(サンドブラスト処理)加工の後で色味を調整するための、薬品と加熱による表面処理を指す。ホーニング加工によって地金の色調が暗くなったものを、明るい色調に戻す作業だ。
金工独修書で説明している色上げ法とは、その地金固有の色を引き出す作業・・・つまり金の合金ならば黄金色(純金色)、銀ならば白色、銅は赤色といった具合だ。この色上げ法については、私は混ぜ物の入った小判を山吹色の黄金色に変じさせる方法として、別の書籍で読んだことが有る。実際に試してみたりもしたが、いまだジュエリー制作に活用するまでには至っていない。
