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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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「金工独修書」銀・銅の色上げ

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第三 銀の色上げ法

銅や黄銅が混ざった銀は、梅酢で煮ると白色になる。
ただし混ざり物(割金)の混入率が高い(つまり銀の純度が低い)ものは、何度も使い回した酢を使用した方が良い。

第四 四分一の色上げ法

銀1:銅4を融かし合わせて合金にしたものを四分一という。
この色上げ法は

硫黄:10
硫化鉄:1
塩:5
硝石(硝酸カリウム):5
硫酸銅:1

この5種類を乳鉢などですって粉末状にし米酢で溶かしたものを四分一に塗って、しばらく指でこすり付けるようにしていると白色になる。その後、水で洗い、塩で良く磨くと良い。

第五 火色の法

俗に火色という銅の色上げ法は、水900ccに硫酸銅2.25グラムを加えた液を銅製の鍋に入れ、この中に良く磨いた銅を入れて煮沸する方法である。
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昔は梅酢というものは、どの家庭にも常備されていたのだろう。簡単に「梅酢で煮る」と書かれているが、私の記憶では確か1時間程度煮続けないと良い効果が表れなかったと思う。

私にしてもそうだが、多くの人達は何かしらの必要性が有ると、そのための答えを探す。今はインターネットという便利なものがあるから、大抵の答えは探せば得られる。しかし、どんなことでも最初に答えを模索して苦心した人々がいたのだということを、忘れてはいけないだろう。
まだ結果の分からない配合をノートに書き留め、実験をする。失敗。また配合を変えて、それを書き留める。実験、失敗。膨大な数の失敗データが溜まっていくのだ。この膨大な失敗データが、膨大であるがゆえに、ここから或る方向性が見出される。つまりは失敗は失敗ではなく、成功のためのデータ収集だということだ。

なお硝酸カリウムと硫黄は、黒色火薬の原料である。怖がる必要は無いが、薬品類を使う時には先ずその薬品の性質を良く知っておかなければいけない。書いてあったから、その通りにやっただけだ・・・と言っても、危険な目に会うのは自分なのだ。

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