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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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星座ペンダント

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隠れたヒット商品だ。卸していた店舗の扱いが終了したので掲載することにした。星座マークを模したもので大きさは星座の種類によって異なるが、おおよそ13mm前後。メレーダイヤが14ピース彫り留めで入り、細身のチェーン付で販売されていた。

クリスマスの時期などは特に良く売れたようだが、星座であるだけに誕生日プレゼントとしても一年を通して売れ続けた。定番過ぎる嫌いはあるが、店舗を訪れるユーザの需要は意外とこのようなものかも知れない。

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貴金属合金の性質

博物誌のオーナー茂虎さまから「貴金属合金の性質」の一覧表をいただいたので、さっそくジュエリー制作ノートに掲載させていただいた。各種貴金属合金の組成・比重・融点・焼鈍法(焼きなまし)について見やすくまとめられている。ブログも面白いので必見。

焼きなましについては徐冷と急冷に分かれるが、割金に銅を多く含む貴金属合金は250度前後の温度で析出硬化(時効硬化)を起して硬くなるためだ。だから急冷といっても250度に下がる前に冷やせば良いということになる。

手作りのコツとして「上手くなますこと」がある。地金をうまく成形できない、石枠を巻くと傷だらけにしてしまう、リングの腕が綺麗に丸まらない・・などの原因の多くが「焼きなまし」が不完全であることによる。綺麗になませていれば自由に成形することが出来るのだ。力だけで曲げているわけではない。

なまして曲げて硬く戻ったところで成形を終えるのが理想だ。工芸家などは成形後に張り合わせる必要が出来た時でさえ、地金がなまるのを嫌ってロウ付けではなくハンダを用いるという。ハンダを使うことに対する良否は置いても、なまった状態で完成とするべきでないという精神は学ぶ価値があるだろう。

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ロウ材

ファイル 356-1.jpg 金ロウ3種。これで占めて41,659円也。お金のかかる仕事だ。いずれも18金ロウで融点の高いものから順に、820度、750度、700度となっている。K18の製品作りには主にこの3種類のロウを使う。

昔は金ロウといえば、K18ロウ、K16ロウ、K14ロウ・・・と、融点が下がるごとに金位が下がるのが普通だった。むしろ同じK18でありながら、これだけ融点が違うものが作れる方が不思議だ。

しかしそれを言うならホワイトゴールドも同じことで、昔のホワイトゴールドはK14だった。金の色を消して白色にするのだから、金の含有量を下げなければならないからだ。それが今ではK18のホワイトゴールドが当たり前に使われている。

昨日のブログで2つの文字を組み合せることで、それぞれの文字が本来持っていない新たな意味合いを含ませることが出来るというようなことを書いたが、合金も同じかも知れない。おそらく研究を始めたら抜け出せない魅力があるだろう。合金は無限だ。

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ジュエリー制作考

ジュエリー制作は宝飾品制作、宝飾工芸、貴金属装身具制作など様々な呼ばれ方をするが、分類するならば貴金属工芸の一分野であると言える。大分類ならば「貴」を取って金属工芸だ。

工芸とは何だろう。広辞苑によると「工」は「ものを作ること。手仕事。作業。」で「芸」は「修練によって得た技能。学問。わざ。」だ。それでいながら「工芸」は「工作に関する芸術。製造に関わる技芸。」あるいは「芸術的な工作物を作ること」と「芸術」が強調される。

ならば「芸術」はと調べれば「技芸と学術。一定の材料・技巧・様式などによる美の創作・表現。」という説明になる。「術」は「わざ。技芸。学問。」だから、これらの熟語は意味が重複する文字の組み合わせで別の雰囲気をまとわせた言葉ということだ。芸にも術にも「美」の意味合いは無い。

朝から暇人のように辞書で遊んでいるが、ご依頼の制作を始めようとしたらロウ材を切らしていたというお粗末で、宅配が届くまで仕事ができない。暇だからロウ材を切らしたことに気付かなかったわけではある。

ジュエリー制作は日本の文化だ。ジュエリー業界がどうであろうと、工芸としてのジュエリー制作の技術は伝え残したいものだ。若い人達に責任が有るわけではないが、今は職人は育ちにくい。学校教育自体が「考えさせない教育」に堕している。考えさせると称して、実は考える順番をパターン化して押し付けるだけだ。

ジュエリー制作の大部分は「考える」ことにある。地金を切ったり曲げたりくっつけたりなど、子供でも出来ることだ。高い金を払って学校などに行く必要も無い。

どうやっても良いのだ。地金と石がある。それをこの形のものにする。それを結ぶ方法を「考える」のだ。上手く考えれば簡単に作ることが出来る。簡単だから早いし綺麗にできる。ただそれだけのことだ。

上手く考えられなければ、難しい作業をすることになる。難しいから遅いし失敗もするだろうし、綺麗には出来上がらない。まさに「考える」ことこそがジュエリー制作の主柱だということだ。

ジュエリー関連の専門学校なども、そこにこそ力を入れて教えるべきなのだが残念なことだ。小手先の技法だけではジュエリーは作れない。

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板曲げの切り込み

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ジュエリー制作ノートに「板を曲げる際の切り込み」を掲載した(すっきりしたネーミングが思い付かなかった)。簡単なことだが理屈を知っているのと知らないのでは、作業に違いが出ることもある。ベテラン職人には当たり前のことでも、役に立つこともあろうかと掲載することにした。

私が教わった当時は長方形などの四角い枠を作る時、くの字に曲げた2つのパーツを合わせてロウ付けする方法が多く取られていた。高さのある枠に絞りを付けたい時などには、確かに有効な方法だ。

しかし簡単に四角枠を巻きたい時などは時間が掛かるので、今回紹介した方法で1枚の地金を巻いた方が手軽で早い。印をつけた部分から45度に切り込むというのは一見難しく思えるかも知れないが、何度か試す内には慣れるものだ。最初は垂直にちょっと切り込んで、当りが付いたらそこから45度に切り進めば良い。

ジュエリー制作ノートの更新は久々だが、ご質問が有れば可能な限りお答えする所存だ。結果を出して掲載したい内容は多々有るのだが、業務の傍らの更新なので長い目でお付き合いいただきたい。

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