
最近は七宝を全くやっていないので、手が空いたので練習に焼いてみることにした。釉薬の様子を見るのと電気炉が健在か確認するためでもあるが、何より私自身が偉そうなことを言って実際にやってみたら出来なかったという事態を懸念したからだ。力は使わなければ失われるのだ。
先ず板に引いた銀板(925シルバー)を良くなます。

なました銀板を切り嘴(きりばし=金切りばさみ)で円形に切り抜く。今回は練習なので特に用途やデザインには拘らない。

丸く切り抜いた銀板に膨らみを付けて、抜き部分の形をケガキで描く。

描いた形を糸鋸で切り抜く。

切り抜いたパーツの形を整えて本体にロウ付けする。
七宝の練習と言いながら制作の練習のようだが、練習とは言っても楽しみが無いとやる気も失われるので・・綺麗に焼き上げたいと思う形状を、いささかなりとも必要とする。後はこれに銀線を薄く引いた板で装飾を入れてから焼きに入る。
今日はワックスポットのスイッチが入っているので、同時に電気炉のスイッチを入れられないからだ。たまにしか使わない機械のために電気工事を入れるというのも不経済なので(私でも出来る程度の工事だが高額なのだ)工夫して使っていくしかない。

モツの煮込みを作っていて、ふと思い出した。中学生の頃・・日曜日だったろうかまだ明るい時間帯のことだ・・夕食の準備をしていた母が慌てた様子で「買い物に行ってくる」と言った。聞くと、夕食に作っていたモツ煮込みに砂糖と間違えて塩を入れてしまったということだった。塩辛くなって食べられないので、代わりのおかずを買いに行くのだという。