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  大谷 正明(おおたに まさあき)
    (有)匠工房 代表取締役
ジュエリー制作のことや私が住む東京都武蔵村山市周辺の地域情報・ホームページ制作

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七宝の練習

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最近は七宝を全くやっていないので、手が空いたので練習に焼いてみることにした。釉薬の様子を見るのと電気炉が健在か確認するためでもあるが、何より私自身が偉そうなことを言って実際にやってみたら出来なかったという事態を懸念したからだ。力は使わなければ失われるのだ。
先ず板に引いた銀板(925シルバー)を良くなます。

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なました銀板を切り嘴(きりばし=金切りばさみ)で円形に切り抜く。今回は練習なので特に用途やデザインには拘らない。

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丸く切り抜いた銀板に膨らみを付けて、抜き部分の形をケガキで描く。

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描いた形を糸鋸で切り抜く。

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切り抜いたパーツの形を整えて本体にロウ付けする。

七宝の練習と言いながら制作の練習のようだが、練習とは言っても楽しみが無いとやる気も失われるので・・綺麗に焼き上げたいと思う形状を、いささかなりとも必要とする。後はこれに銀線を薄く引いた板で装飾を入れてから焼きに入る。

今日はワックスポットのスイッチが入っているので、同時に電気炉のスイッチを入れられないからだ。たまにしか使わない機械のために電気工事を入れるというのも不経済なので(私でも出来る程度の工事だが高額なのだ)工夫して使っていくしかない。

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シルバー地金価格

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ここ最近のシルバー地金価格を3ヵ月推移グラフでみると急落しているように見えるが、およそ14ヶ月間の価格推移を見るとそれほど下がったということではないようだ。一昨年末に最安となったのを底に、昨年は細かい上下はあるものの上がり続けたと言って良いだろう。現在も全体の動きを見れば、まだ上がるグラフの細かい下落であるとも見える。

もともとが貴金属に比べると単価が安いものだから、キロ単位で売買するのでなければ然程の影響は出ないだろうが、うっかりしていると地金代に加工賃が食われていたということにもなりかねない。少ない加工賃で頑張っている人も多い。気をつけたいものだ。

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モツ煮込み

ファイル 371-1.jpg モツの煮込みを作っていて、ふと思い出した。中学生の頃・・日曜日だったろうかまだ明るい時間帯のことだ・・夕食の準備をしていた母が慌てた様子で「買い物に行ってくる」と言った。聞くと、夕食に作っていたモツ煮込みに砂糖と間違えて塩を入れてしまったということだった。塩辛くなって食べられないので、代わりのおかずを買いに行くのだという。

母が買い物に行っている間に味見をすると、確かにしょっぱい。このままでは捨てるしかないだろうから、ならばと塩抜きを試みた。今ならば何とか出来たかも知れないが、当時はそれほど調理の知識も経験もないから素材としては復活したかな程度の結果だった。

今思うと、モツ煮込みに砂糖・・しかも塩と間違えて入れると、あれほどしょっぱくなる量の砂糖だ。普通は入れないだろう。当時の我が家では、カレーにも砂糖を入れていた。思い出すと、確かにカレーは甘味が強い食べ物だった。それに慣れてしまうのだから、子供の頃の食生活というのは大切かも知れない。

私も実はモツ煮に砂糖を入れる。最後の最後に隠し味程度だ。煮込み料理は全てそうだが、ばらばらの素材や調味料の味は引き立て合うこともあれば、消し合ってしまう部分もある。最後に少量の砂糖を加えることで、消されてしまった味がふわっと浮き上がり料理の風味を増すのだ。

なんのブログかますます解らないが・・。

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寒波襲来・・雑文

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画像が無いと寂しいので、本棚の一角。ずっと前・・日付が書いてあるが、もう19年も前になるのか・・私の誕生日のお祝いにと子供達がくれたプレゼントだ。それと当時、家の側に別にアパートを借りて一人暮らしをしていた私に「持っていって」と渡してくれたぬいぐるみ。一人で帰る私が寂しいと思ったのだろう。こういうものは捨てられない。

その後ろは引っ越してジュエリー教室を始めたときに、お祝いにと言ってデザイナーさんが自分で焼いてプレゼントしてくれた花瓶だ。鉄サビのような頑健な焼き色が気に入っている。

過去の某かの思い出がこもる品を見ると、今の立ち位置が確認できるように思う。これら全てが在って今の自分だ。決して無力ではないということだ。

それにしても、ここ数日の冷え込みは厳しい。昨日も細かい雪がふわふわと舞って、乾いた場所にうっすらと積もった雪は早朝の寒さで凍りついていた。予報では明日の朝は更に冷え込むそうである。暦の上では今日が立春だが、まだまだ寒さは続きそうだ。

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デザイン

「デザインを考えないと」などと思っていて、ふと「デザインって何だ」という根底の疑問で立ち止まってしまうことがある。或る高名なデザイナーは「デザインは自然の模倣だ」と言った。私が知っているデザイナーさんは「デザインは物に付加価値を与える作業だ」と言っていた。さて。

広辞苑には第一の意義として「下絵。素描。図案。」第二として「意匠計画。生活に必要な製品を制作するにあたり、その材質・機能・技術および美的造形性などの諸要素と、生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。」と難しいことが書かれている。

要するに実際に制作する前の作業一切ということで、難解なようでもあるが1つ1つの項目を見れば、どれ1つ外せるものでないことも分かる。よく検討された説明文だ。

デザインは、ただの絵ではないという意味合いも読み取れるだろう。われわれ職人が他者からデザインをもらって制作する場合、先ず最初にデザインを感じ取る作業をする。何が言いたいのか、何が見せたいのかということだ。自分のデザインではないから、それが分からなければ依頼者の満足する制作は出来ない。絵による計画書だと思っても良い。

そういう作業を長年やっていると、他者の感性を読み取る能力に長ける反面、自分の個性というものが曖昧になる。どういうものが得意ですかと聞かれると「なんでも」と答えてしまう。何でも作れなければ商売にならないのは事実だ。

自分でデザインを考える場合でも、それは本当に自分の感性かが分からなくなる。もしかしたら以前に作ったものの感覚を模倣しているかも知れない。だから「デザインを考えないと」と思いながら、止めどなく「それは自分か」という自問を繰り返すのだ。

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