タイトルで期待させて申し訳ないが、写真はない。昨日の夜10時過ぎたくらいの頃、帰宅途中で空を見ると真っ赤な(正確には濃いオレンジ)三日月が西の空に浮かんでいた。不思議な感じがした。
弓の弧が下側にあるから上弦の月だろうか・・Webで調べてみると諸説紛々で、何が正しいのか解らない。しかしどうやら上弦・下弦というのは半月の状態の月に対する名称らしいということだけは解った。言われてみれば「弦」とは弓の弦(つる)のことだ。三日月には弦は無い。
壁の月齢カレンダーを確認すると22日の月曜日(三日後)が半月で「上弦」と・・・ちゃんと書いてある。最初からこれで確認すれば良かったのだ。
試しにWeb検索で「赤い月」と検索してみると、かなりの数が検索されてくる。やはり空に浮かぶ赤い月は、強い印象をもたらすのだろう。何度かこの赤い月を写真に収めようと試みたことがあるが、自動焦点の簡単カメラで撮ると普通の月になってしまう。
月に興味を抱くのは、最も身近な宇宙だからだろう。月を見る時、いつの間にか月から地球を見下ろして(月はいつも私より上に有るから)いるような錯覚に捕らわれる。余りに離れすぎた天体は現実味をもたぬが、月は現実の物体として・・正直に表現すれば甚だしく科学的でないが・・不可思議な現実の物体としてそこに浮かんでいる。
上も下もない宇宙というのは想像しにくい。いつだったろう子供の頃だ、遊園地で回転するドラム(巨大なドラム缶と考えれば良い)のようなものに入ったことが有る。直立した円筒形のドラムの中に人が入って、ドラムを回転させると遠心力によって人が壁に張り付いたようになる仕掛けだ。外から見ていた時は、そう思って見ていた。
私は子供の頃から高所恐怖だったりスピード恐怖だったりするので、誘われてこの機械に入るのも相当の覚悟を決めてのことだった。ところがいざ回転が始まると、面白いことが起きる。今まで立っていた床が下でなくなり、背面の壁が下になるのだ。言うなればドラムをゆっくり倒したような感じで、私は壁を下に寝ているようなものだ。背面は常に下だから、回転している意識は全くない。これなら怖くないぞと充分に楽しんだ思い出が有る。
「下」とはそういうものだったかと初めて知ったわけだ。しかしドラムの内側ならぬ球体の外側にいて足下を下と感じる不思議は、私の中ではまだ解決していない。万有引力の法則は単に発見した「法則」に過ぎない。ほとんどの宇宙の物理的事象はこの法則で説明できたわけだが全てではない。後に万有引力の法則を元にした計算では天体の運行に誤差が生じることが分かり、確かアインシュタインが別の方法で計算方法を修正したのではなかったか。アインシュタインは引力を「空間のゆがみ」によって生じるものだという仮説を立てた。
うろ覚えの知識で確認していないので、興味がある方は各自で調べていただいた方が良いだろう。私個人は空間のゆがみによって・・つまり物体が存在することによって歪められた周囲の空間によって引力が生まれるという考え方が、とても気に入っている。